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FXで月100万円稼ぐ会社員 0510@FX

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FXは負け組9割、勝ち組1割と言われる根拠とは?

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こんばんは、0510です。

あなたも、こんな言葉を聞いた事がありませんか?

「FXの世界では9割の負け組の損失が1割の勝ち組の収益となっている。」

これって本当だと思いますか?

私は運用会社のトレーダーになる前に為替ブローカーでカバーディーラーをやっていました。

そこで働いていた時に知った事なのですが、為替ブローカーでは全顧客の収益や勝率、損益比率などを集計していたんです。

ディーリングに関わる部署の社員達は顧客のトレード状況を把握していたという事です。

ちなみにカバーディーラーという仕事は顧客と相対する取引をするディーラーです。

為替ブローカーは顧客(個人トレーダー)にとって、カウンターパーティーとなります。

FXは特定の市場が存在しない為、常に他の誰かと取引しているわけですね。

カウンターパーティーの先には更に別のカウンターパーティーがいて、その先にもカウンターパーティーがいます。

取引所を経由せずに、常に誰かと誰かが取引しているのが為替の特徴です。

この間に入っているのがカバーディーラーなので基本的にはトレードの上手い下手ってのは関係ありません。

決められたルール通りに取引をつなぐだけなので。

ちょっと脱線してしまいましたね。

 

顧客取引の分析結果を見てみると非常に面白い事がわかってきます。

おそらく証券会社や先物系の会社など、個人運用に関わる企業は、どこでもこういった情報を持っているはずです。

そして、どの企業でも結果は大きく変わる事はないでしょう。

私の勤務していたブローカーでは常に負け組は9割というのは嘘ではありませんでした。

勝ち続けている顧客は数名でしたからね。

全顧客の中の数名という事は全体の割合からすると1割にも満たない数字でした。

しかし、面白いのは、この先の話です。

全顧客がトータル収支がマイナスなら、勝率はガタガタでしょうね~

って、思いませんでしたか?

実は私の勤務していたブローカーの場合、全顧客がトータル収支マイナスであるにも関わらず平均勝率は70%以上でした。

え!?そんなバカな話があるか?って思いましたか?でも、これは真実です。

勝率が70%で、それなりに勝ちトレードがあるのにトータルでマイナスってのは意味がわからない・・・って思いますか?

それとも、十分想定できる事だと考えましたか?

 



 

もし、この状況でピンときたら、あなたはトレーダーとしての実戦経験がそこそこあるのでしょう。

また、不自然だと思ったなら、この状態を知る事で今後のトレードの役に立つ事はずです。

顧客の勝率が、そこそこ高い事はわかりました。

では、リスクリワードレシオ(損益比率)はどうでしょうか?

リスクリワードレシオは(勝率の平均額)÷ (損失の平均額)で求める事ができます。

仮に1トレードの平均収益が10万円で、平均損失が10万円なら勝率60%であったとしても十分利益が残ります。

この場合、リスクリワードレシオは1という事になります。

私が勤務していた企業での顧客の平均リスクリワードレシオは、どのくらいであったと思いますか?

約0.1です。

正直、驚きました。

リスクリワードレシオが0.1という事はプラス収支にする為には少なくとも勝率91%以上なくてはプラス収支になりません。

もっとも私が、カバーディーラーをやっていた時期は100年に1度の暴落と言われたリーマンショック、サブプライムローンショック、ワールドトレードセンター9.11などのパニックが集中した時期でした。

これによる強制ロスカットが多発した影響もないとは言えないでしょう。

それを加味しても、リスクリワードレシオが悪すぎるという事が顕著でした。

 

なぜ、このようにリスクリワードレシオが極端に悪くなり、勝率は高い傾向があるのでしょうか?

それは、1度仕掛けたら損切りはせず、利食いになるまで耐えて決済しないという行動を好むトレーダーが多いからです。

この行動パターンは人間が苦痛から逃れようとする場合に、現実から目を背ける事ができるからです。

そして、1度で大きなポジションを取る事はせずに小さくポジションを建てるトレーダーが多い。

ポジションが逆行して含み損が増えてきたらナンピンしてポジションの平均レートを良い方向へ傾けます。

ドルコスト平均法などもそうですが、1回で値動きを的中させる事はプロであっても至難の業です。

って言うより不可能であるという事ですね。

何度かトレードをした経験がある人は、それを痛いほど理解しているので、小さくポジションを建ててナンピンする事で勝つ可能性が高くなる事を知っています。

ただし、それは相場が大きく動かなかった時、つまりレンジ相場に限った話なのです。

 

私が為替ディーラーだった頃は、まさに大荒れの時代でしたが普通の相場でも少なからず大きなトレンドは発生するのです。

最近の話で言えば2022年3月上旬から4月下旬にかけてドル円が16円くらい円安方向に動きました。



 

通常、こんな短期間で16円動く事は、まずありません。

しかし、相場に絶対はありません。

過去に起きなかった事が未来に起きないという根拠にはならないのです。

こういったトレンドが必ずどこかで発生します。

いつ来るか?は誰にもわかりません。

相場はレンジが7割~8割、トレンド2割~3割と言われていますが、それくらい相場は動かないという事です。

つまり、多くの相場参加者達は何気なくポジションを建てると、その相場はレンジである可能性が圧倒的に高いという事になります。

そんな相場では逆張りナンピン手法でバンバン利益が出てしまうものです。

ただし、彼らの多くはなぜ、その手法で利益が出るのか理解していません。

相場は、そのようにポジションコントロールさえしていれば誰でも簡単に勝てるものだと誤解しているのです。

そして、実際に勝ちまくります。

実際に勝ちトレードが積み上がるので疑う理由がありません。

そして、逆張りナンピンで大きなトレンドに捕まって運用資金が底を尽きてしまうのです。

 

いかがでしたか?

これが多くのトレーダーが退場していく理由でした。

ほとんどのトレーダーは、ほぼ全く同じ、このパターンで相場から退場していきます。

小さく何度も何度も損切りした末に、1度も勝ちトレードに当たらず、あっという間に資金が底を尽きるというようなパターンは稀です。

多くのトレーダーは損切りをする事をトレードプランに組み込んでおらず、勝つ事を前提としてトレードしています。

そして、利益が出たら早い段階で利食いを入れていく事で数値的な勝率は高い傾向があります。

何度か大きく引かされても、ナンピンして最終的に何度も勝ちトレードとして終えた経験があると、引かされた場合の撤退ができないものです。

そして、たった数回のトレードで2度と立ち上がれない程の強烈なダメージを受けて、相場を後にします。

 

多少、時代によって相場のボラやパニック相場なんかの違いもあるのですが、どの時代の統計を分析しても、そう大きな変化はないでしょう。

なぜ、利益が出ているのか?

そして、その手法が利益を出しているのではなく、相場と手法がマッチしているからこそ利益が出ているという事を知らないから合理的な行動が取れないのです。

どうなったら相場環境が変化していて、手法が通用しなくなるのか?

最大で、どのくらい損失を出す事が許容できるのか?

手を出さないタイミングは?そのサインは?

こういった事を考えていないトレーダーは遅かれ早かれ必ず退場する事になります。

逆説的になりますが、逆張りナンピンでもトレンドが出た場合に損失を最小限に抑えて撤退するスキルがあれば、勝ち続ける事ができるのです。

負け続けるトレーダーは、ほぼ同じパターンで負け続けます。

勝ち続けるトレーダーは、トレーダーごとに様々な方法で勝ち続けています。

人間の心理として痛みから可能な限り逃げようとしたり、目を逸らそうとすればするほど、相場で勝てないのは、このような仕組みがあるからです。

では、本日はこのへんで!

 



 

 

 

  • この記事を書いた人

0510@FX

現在、会社員の副業としてFXでデイトレやっています。お金持ちに憧れて運用の勉強を開始→株で破産→先物で破産→念願であった外資系運用会社のトレーダーに内定もらったのに、あっさりとクビ→今までの経験を全てリセット!ゼロから独学で再スタートしたら月100万円達成!FXに関する事や私のトレード収支、デイトレなどを中心にブログで配信中です!

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