おはようございます。0510です。
昨日は雇用統計でしたね。
ここ最近のマーケットは大きなイベントでも動かない印象でしたが、久々に雇用統計らしい?値動きでした。
USD/JPYのチャート
雇用統計の結果は非農業部門の就業者数が前月から52万8000人増加して失業率は3.5%となりました。
雇用統計のコンセンサスは+25万人だったので倍以上の水準という事です。
そして、FRBは今後も利上げの継続すると言われています。
確かに、こういった情報を後から聞くと雇用統計の影響でドルが買われて円が売られるという現象に納得させられてしまう部分もあります。
が、しかしですよ!
これらは、あくまでチャートが確定した後に話をしている事で毎回必ずドルにとってプラス要因が出たからと言ってドルが買われるわけではないのです。
実際に過去の雇用統計でドルにポジティブな結果でドルが売られたり、逆にネガティブな結果で買われた事もありました。
結果だけを見て即、動きに飛び乗るのは危険極まりない行動だと言えます。
短期のトレードにおいて、こういったファンダメンタルズ的な要因は、ほとんど役に立ちません。
私はファンダメンタルズ分析や金融知識は学んだ方がいいとは思いますが、これらの知識は短期売買には不向きだと考えています。
つまり、トレードで勝つという事においては必須の知識ではありません。
実際に超がつくほど勤勉でファンダメンタルズ分析の知識が深いけど、トレードでは全然稼げていないという方を何人も知っています。
また、ある方は証券業界で30年近く仕事をしていて金融の知識が豊富な超ベテラン証券マンですが、ご自身の運用では満足のいく結果を出されていないというケースもありました。
もし、本当に金融の知識やファンダメンタルズ分析など知識量がトレードのパフォーマンスを決めるなら、彼らがトレードでも活躍できないのは不自然です。
逆に金融業界未経験、高学歴でもなくファンダメンタルズ分析なんて初心者に毛の生えた程度(失礼すぎか?)の知識でも億トレーダーとして活躍しているトレーダーを知っています。
私も金融業界で、そこそこ仕事をした経験がありますが、お恥ずかしい話、金融知識やファンダメンタルズ分析などにおいては勉強が不十分なレベルだと言えます。
もっとも、最近はIT関係の勉強ばっかりしてて金融の勉強に時間を使う事はありませんが・・・
今日一番お伝えしたかった事は、あなたは「トレードで勝ちたいのか?金融知識を増やしたいのか?」という事です。
私は色々なトレーダーとお話する機会に恵まれました。
そこで感じた事は、多くの人はトレードの勉強の仕方を知らないという事実です。
多くのトレードで勝てていない人は「投資とは崇高なものである。」と誤解しています。
頭の良い人やインテリジェンスな人達が勝つ世界なので自分も、そのように高い知識を身につけて勝てるようになろうと考えます。
しかし、相場の本質とは超絶にズレていて、本当にトレードで稼ぎたいのであればマーケットの仕組みや人間について学ぶべきだと私は考えているのです。
高い金融知識だけでは永遠にトレードで勝てるようにはなりません。
筋肉ムキムキのマッチョになりたいのに、毎日20kmを必死に走り続けているイメージです。
確かに足の筋肉は発達して太い筋肉質なカッコイイ足にはなるでしょう。
しかし、筋肉ムキムキとは全く異なる姿なのではないでしょうか?
部分的にはムキムキ、そして毎日多くの労力と時間を投下しているので、その事実による達成感と自己肯定感を得る。
こう文章にすると、「馬鹿だね・・・冷静になりなよ。」って全員が思うのですが、トレードの世界では立派な大人が真剣に上記のような事をやっているのです。
勝てるようになるには、勝てるようになる為のトレーニングが必要なのです。
まずは、あなたがどのようになりたいか?そして、理想のあなたになる為には、どのようなトレーニングが必要なのかを知る。
この事実に1日でも早く気がつく必要があるのです。
これが超重要なのです。
では、今日はこのへんで!