こんにちは!0510です。
FXは、とにかく待つ事が重要だと言われます。
これは多くの優秀なトレーダーが言っている事ですし、優良書籍を読めば何度も目にする事でしょう。
しかし、いざ「待つ」と言われても何を待ったらいいのかわからないという方が多くいらっしゃいました。
勝ち続けるトレードとは、条件が整ったところで(セットアップ)、確率が高いチャートパターンが出現したら仕掛ける(手法)
こんな流れになります。
例えば、相場ではトレンドがない期間が7割~8割前後です。
つまり、何も考えずにランダムに仕掛けたら相場が動いていないところでトレードする可能性が高いのです。
そういった場面では上がるか下がるかは約1/2の確率となります。
むしろロスカットの幅をボラティリティに対してタイトに設定したとすると、ロスカットが連発する確率が高まるでしょう。
俗に言う損切り貧乏の状態ですね。
確率は1/2なのですが、トータルでマイナスになる可能性が高い状態です。
これが勝てないトレーダーの典型的な例の1つと言えるでしょう。
では、勝ち続けるトレードロジックの組み立て方の1つを考えてみましょう。
私が最も得意とする相場はトレンドが発生している相場です。
トレンドが出ている期間は全体の2割~3割程度と言われており、圧倒的にチャンスが少ないです。
まず、トレンドが出るのを待ちましょう。
相場は レンジ → ブレイクアウト → トレンド発生 → レンジ → ブレイクアウト → トレンド発生・・・
上記のような流れを永遠に繰り返しています。
永久にレンジが続く事もないですし、トレンドが発生し続けるなんてありません。
つまり、チャンスは必ず訪れるのです。
今の相場が動いていないレンジ相場だと判断したなら、トレンドが出るまで待ちましょう。
私のようなタイプのトレーダーなら一度、トレンドが出てしまえば、ある程度手法の精度が低くても利益を出す確率が高まります。
相場環境(セットアップ)が整ってから、手法を選択するといった流れです。
多くの初心者トレーダーは、どんな相場でも、どんな場面でも手法によって利益が出せるのだという誤解をしています。
それが根本的な間違いで、トレンドが出ている場面で利益が出る手法とレンジ相場で利益を出す手法があるという事。
その相場に合った手法を選択しなければ、利益は出せないという事です。
こう考えると、当たり前の事を当たり前のように言っていますよね。
そうです。
相場は何か特殊な秘密があって、それを知っている人だけが勝っているという世界ではありません。
そして、我々個人トレーダーが簡単に利益を出せるような場面は、そう多くはないのです。
つまり、FXは、とにかく待つ事が重要なのですが、簡単な相場が来るまでひたすら待とうというのは、こういう事です。
余談ですが現在の相場環境を確認して、その相場にフィットした手法を選択するマルチストラテジーという戦略が存在します。
実際に、この戦略を採用しているトレーダーがいる事も知っているのですが個人的にはオススメできません。
過去の経験から、ほとんどの場合トレーダーには得意不得意があると考えています。
順張りが得意な人、逆張りが得意な人ですね。
マルチストラテジータイプのトレーダーですら、厳密言えば得意不得意が明確に存在していました。
なるべく早い段階で、あなたの得意な方はどちらであるかという事を知り、得意な方でトレードを繰り返した方が圧倒的にお金が多く残ります。
チャンスを貪欲になる事が必ずしも悪い事ではありませんが、貪欲も過ぎれば毒となります。
まずは、あなたが得意なトレード手法を知り、そのチャンスを虎視眈々と待つのです。
それがトレードの王道であり、もっとも凡人が利益を出しやすいトレードロジックだと私は考えています。
FXは、とにかく待つ事が重要だと言われている事について、ざっくりとまとめてみました。