おはようございます!0510です。
この記事ではFXの仕組みをわかりやすく解説します!
ただし!ここで言うFXの仕組みってのは、他の記事とはちょっと意味が違います!
USD/JPYをロングするってことは、日本円を買って米ドルを買うという取引なんですよ!
みたいなことは書いていません。
そういったFXの仕組みを勉強したければ、FX業者の公式サイトや証券会社の公式サイトなどで詳しく解説してくれています。
この記事ではFXの仕組みと言っても、より本質的な利益に関わる部分についての仕組みを解説しています。
これはFXに限定した内容ではありません。
この記事のポイント
株、先物、仮想通貨などありとあらゆるマーケットが同じ仕組みで成り立っているということがわかるようになります。
せっかくならFX業者や証券会社の公式サイトに書かれていない内容を書いた方が、あなたにとって有益な情報となるでしょう。
そうではなく、注文方法や取引ルールなどを勉強したい方は以下の記事を読んでもあまり意味がありません。
ご注意ください。
この記事はこんなあなたにおすすめ!
- FXで利益が出る仕組みを知りたい!
- FXはなんで損ばかりするのかわからない。
- FXで儲けている人なんて本当にいるのか知りたい。
もくじ
あまり語られないFX(マーケット)の仕組み
では、この記事のテーマとなる部分を解説していきましょう。
理解しやすくするために1つ1つわけて解説します。
FXの仕組み① 価格の変動
そもそも、通貨の価格が上がったり下がったりするのは何故でしょうか?
それは、簡単な理屈です。
あなたも聞けば納得するはずです。
価格変動の理由
・買う人の量が売る人の量を上回ると価格は上昇します。
・買う人の量が売る人の量を下回ると価格は下落します。
この話をすると、ほとんどの人が当たり前でしょ~って反応を見せてくれます。
さらに言うと
それは知っているから、何で買う量が増えるのか知りたいんですよ!
なんて言ってくる人が多いです。
何で買う量が増えるのか知っている人なんているのでしょうか?
少なくとも私にはわかりません。
また、知る意味も利益を出すこととは関係ないと私は確信しています。
多くの人は、なぜ上がったのか?= なぜ買う量が増えたのか?ってことに異常に高い関心を持つ傾向があります。
だから、ネットのマーケット情報などは上がった理由、下がった理由が書かれている記事のアクセス数が高いんですね。
FXの仕組み② マーケットの資金量の増減
世界には様々な金融商品が取引されていますが、為替市場はトップクラスの取引量があります。
BISが公表しているデータによれば、為替市場の1日あたりの総約定代金は、6兆米ドル強ということです。
その金額のうち貿易の決済などで利用されている実需は約10%程度だと言われています。
つまり、その他のほとんどの取引は投資、投機目的の取引だということになりますね。
これだけ巨大なマーケットですが、あなたはご存じでしょうか?
毎日、私達が損した、儲かったと言っているFXですがマーケットにはお金を増やしたり、減らしたりする機能がないのです。
???
この話になると、約半分くらいの人から「へ?」みたいな反応が返ってきます。
為替取引には取引所がありません。
為替取引は相対取引で行われていて、世界各地で勝手に売買されていきます。
Aさんが買ったとすると、Bさんが売ってくれて初めて取引は成立します。
買い手と売り手の意見が一致して取引が成立します。
私たちの取引もFX業者を通して、行われていますが私が買ったということはFX業者は売ってくれたという意味です。
AさんとBさんの例と同じく、私とFX業者のポジションはまるっきり逆に取っているということですね。
ポジションを持った瞬間から、決済が完了するまで損益が発生することになります。
この後にAさんに、1,000円含み益が発生しているということは、Bさんは1,000円の含み損が発生しているということです。
このように為替に限った話でありませんが、マーケットには資金を増やしたり減らしたりする機能はありません。
儲かる人がいて、損する人がいるのですが、それはある人からある人へ資金が移動しているにすぎません。
これがFXはゼロサムゲーム(または、マイナスサムゲーム)と言われている理由です。
あなたが儲かったということは、他の誰かが損してくれたからです。
また、あなたが損したということは、他の誰かが儲けたということに他ならないわけです。
全員が儲かってハッピーになることは、株であれ先物であれ、ビットコインであれ100%ありえないことになりますね。
重要
・マーケット自体に資金を増やしたり減らしたりする機能はない!
FXの仕組み③ マーケットに参加するプレーヤーたち
為替市場の取引量は、たった1日で6兆米ドル強です。
これだけの資金が動いているマーケットです。
この巨大マーケットには大金を手にするチャンスが毎日あるわけですが、一体どのような人たちが参加しているのでしょうか?
例えば、ヘッジファンドです。
海外機関投資家などとも呼ばれていますが、彼らの運用資金は数千億ドル規模のケースもあります。
そんな彼らは、上がるかな?下がるかな?というような悠長な運用はしていません。
時として、彼らの強大な資金量を利用して自力で相場を上げたり下げたりするパワープレイも行います。
あなたの売買を振り返って見てください。
上がりそうだな~と思って買うも、そこが天井。
これは下がるだろう。重要なサポートをあっさり突き破った・・・
って思ったら高値更新💦
これらの現象は少なからず偶然ではないということです。
あなたが上がると思って買っているところは、誰かに買うように演出されているポイントであるかも知れないということです。
為替市場は世界でも最も大量の資金が集まってくるマーケットの1つです。
それほどチャンスが溢れている場所に丸腰で乗り込んでくるプレーヤーほど餌食にしやすいカモはいません。
普通、強いプレーヤーと弱いプレーヤーが同じ土俵で戦う場合には強いプレーヤーにハンデがつくものです。
しかし、為替市場は強いプレーヤーではなく弱いプレーヤーにハンデがつきます。
情報の優位、コロケーションの優位(回線速度)、資金的優位、人的な優位。
これで何も戦略なしに勝てるなら、まさに天才の中の天才でしょう。
つまりは、大きなプレーヤーの後を追いかけて、おこぼれをもらう以外に我々のような個人投資家が利益を上げる方法はありません。
まずは、そこから意識を改めていくといいでしょう。
まとめ
あなたは気軽な気持ちでFXなどは投資だと考えていたのではないでしょうか?
上がるだろう?下がるだろう?
こんな思惑で取引していると、アッとう間に資金が枯渇して退場させられることになります。
世の中には、そんな投資家たちをカモにして膨大な利益を上げている人たちが実際に存在しているのです。
でも、この事実を知っているか?知らずに漫然とトレードしているか?
これだけでもパフォーマンスに大きな差が出ます。
最新兵器で完全武装した巨人と丸腰で戦っているのに、まるでドングリ同士で小競り合いしていると思い込んでいたとしたら、丸裸にされて当然だと思いませんか?
こういった話は、あまりする人がいないのですがこれが事実です。
でも、事実を知っているからこそ、対策が取れるというものです。
この事実を理解したあなたのトレードパフォーマンスが向上に役立つことを願っています!
重要
・価格変動は買う量と売る量のバランスで決まる。
・為替市場に限らずマーケットは資金を増やしたり減らしたりする機能がない。
・マーケットはプロ中のプロの主戦場と化しています。