最近まで、トルコリラ系の通貨ペアについて、一部のFX業者で取引規制が出ていることを知りませんでした。
スワップ狙いのポジションを組もうかと検討していたところ、偶然、OANDA のページを確認したらTRY/JPYの新規注文を停止していることが判明しました。
他のFX業者を確認してみたところ、新規取引を受け付けている業者も存在するのですが、スプレッドが広くなっているので、取引コストが上がってしまいます。
数年間に及ぶ、強烈な下落トレンドの中、ロングポジションで無理をしている投資家のダメージが深刻化して問題になっているようです。
どのようなトレード戦略であれ、どのようなトレードスタイルであれ、リスク管理は最も重要です。
常に最悪の事態を想定して、ダメージを受けるにしても、必ず撤退する場合は、どのように撤退するか?
上記を、トレードする前に事前に計画しておくことで、命の次に大切な、あなたの資産を守ることができます。
待つことの難しさ
トレードで継続的に利益を出し続けるには、何が難しいのでしょうか?
損切り?
これは、トレードする前にストップオーダーを設定して、絶対にストップオーダーを動かさなければ解決できるでしょう。
そもそも、利益が出るトレード方法がわからない?
これも、今は多くの優良な教材もあれば、書籍もたくさんありますよね。
なるべく多くの情報をインプットできるだけインプットして、その情報を基にデモトレードしてみましょう。
うまいこと利益になるトレード、全然ダメなトレード、なんか結果がよくわからないトレード・・・
試行回数を増やしてみることで、利益が出るパターンというものが必ず発見できます。
それが、あなたの鉄板トレードということです。
その、鉄板だけやっていれば、勝率、リスクリワードのバランスが良いトレードを繰り返すことができるようになるはずです。
損切りも徹底して、鉄板もわかった!
では、億万長者に一直線か?
残念ならが、ここまでは、一生懸命勉強してさえいれば、誰でも到達できてしまえる領域です。
問題は、この鉄板のみ実行するというルールを厳守できるか?
こちらの方が圧倒的に難しい。
つまり、待つことが、もっとも難しいことだと考えています。
「え?儲かるトレードだけやればいいんでしょ?簡単じゃね?」って、あなたは思いましたよね?
それでは、実際にトレードしてみてください。
トレードすれば、すぐにわかるでしょう。
どのようなトレードスタイルであったとしても、トレードすべき場面と、トレードするべきではない場面
両方を比較すると、トレードすべき場面の方が圧倒的に少ないという事実に気づきます。
貴重な時間をチャートを見る時間に費やしているのに、全然チャンスが来ない日が続くでしょう。
もしかすると、トレードスタイルによっては1週間待っても、1回もチャンスが来ないという相場もあるかも知れません。
それでも一切トレードしないということが正解だと頭では理解しているのですが、多くの人は無理やりチャンスでもない相場で、何か理由をつけてトレードしてしまいます。
チャンスではない、鉄板ではないところでトレードすれば、もう、そこはカオスです。
上がるか?下がるか?運否天賦でトレードしているわけですから、既にトレードではなく、ただのギャンブルです。
勝つ場合もあるでしょう。
負ける場合もあるでしょう。
運よく勝てても、そんなことを繰り返していれば最終的には損失サイドにまわります。
トレードはスプレッドもありますし、スリッページもあります。
基本的には不利な戦いになるので、勝率50%、リスクリワードレシオ 1:1では、最終的に損失で終わるということです。
まぁ、そんな無茶なトレードしていると、メンタル負荷もかかり、わけのわからない行動をとって大損する人の方が圧倒的に多いのですが・・・。
トレードはメンタルのゲームだとか、マインドが最重要とか言われます。
「は?何、精神論語っちゃってんの?バカなの?」
って、思っている人が多いという現実もありますが、実際にトレーダーが最終的に損失サイドにまわるのは、知識、スキルが原因でない場合が、ほとんどです。
トレードは買うか?売るか?しかないと思われがちですが、実は「何もしない」という重要な選択があるということを忘れてはいけません。
トレードを反省する時も
「あの時に、あ~していれば・・・」
「この時に、こ~していれば・・・」
「利食いが遅い!」
「利食いが早かった~!早漏な自分が悔しい!!!」
などと、考えがちなんですが、実は、その場面の仕掛けが、「本当に鉄板だったのか?」
っと、いうような視点で、本当に仕掛けるべき場面であったのかどうか?という視点もつけくわえてみると、パフォーマンス向上に大きく役立つことがあるでしょう。
今日は、そんなお話でした。