菅 義偉氏が新自民党総裁となりました。
前評判では、ほぼ、菅さんが勝つと言われてはいたものの、他の岸田さん、石破さんに圧倒的なまでの差をつけて総裁選を勝ち取りましたね。
新たな首相が誕生したわけですが、日本はコロナウィルスの問題やオリンピックなど、課題が盛りだくさんです。
非常に大変な時期なだけに、新内閣総理大臣には期待と注目が集まるところですね。
凡人の苦労
私がトレードと初めて出会ったのは、2,000年代前半頃です。
1,999年10月に日本の株取引手数料が自由化されたことから、株の売買が活発になりました。
また、日本政府は株の売買を活性化させるために、税金の優遇政策にも乗り出します。
「2013年までの株取引で出た利益に関しては10%とする。」という軽減税率を設けたんですね。
こういった時代背景が追い風となり、個人投資家の市場参入率が爆発的に伸びた時期でもあるわけです。
さらに、新興市場では、連日株がストップ高の連騰の日々・・・。
「この時期に新興市場の株を買っていれば、誰でも儲かる。」という、まさに狂気の時代でした。
私が株に初めて参入したのは、ちょっと遅れたタイミングではあったものの、新興市場のバブルは、まだ継続している最中でした。
実際に、私は右も左も、全然わかっていない状態でもライブドア株を買っていたんですが、あまりにも簡単に儲かるのでビックリしてしまいました。
私の友達でも、株を始めた人がいて、彼も株で爆発的に儲かっていました。
「え?株って、そんなに儲かるの?」
本気で、そう思ってしまうようなマーケット環境だったわけですよ、当時は。
まぁ、そこが悲劇の始まりですw
「こんな簡単に株って儲かるのか!」
私は、本気で、そう考えてしまいました。
そこで、今までは貯金が趣味みたいなものだったのですが、全ての貯金を銀行から証券口座に移します。
そして、私は今まで一生懸命貯めてきた貯金全額を、ライブドア株に投資することにします。
言うまでもなく、ライブドアショックが起きるわけですが、私はライブドアショックの意味すら、よく理解できていませんでした。
気がつくと、自分の200万円くらいの貯金が数万円にまで減少していました。
たった、1回の取引で、ですよw
仮にロスカットの重要性を理解していたとしても、ストップ安連発だったので、防ぎきれなかったとは思いますが・・・
仕掛けや、トレードの仕方を全く理解していない状態からの、フルスイングで大空振りで逝きました。
これが、私のトレード人生の始まりです。
ここから、私の不幸は始まったわけです。
多くの場合、こんな経験をすると
「株に手を出すべきではなかった・・・」
「素人は勝てないように、できているんだ。」
「こんなに損するなら、株はもうやめよう。」
こう考えるのが普通です。
しかし、私はモノホンの大馬鹿者だったので
「株で負けたのは、私の知識不足が原因だ!」
「ならば、知識をつければ儲かるはずなんだ!」
こんな悲惨な体験から、私の相場人生はスタートしていきました。
完全にバカですね。
言うまでもなく、ちょっと勉強したくらいでは、株で勝てるようにはなりませんw
本日は、このくらいで、続きは次回の記事にしたいと思います。