こんばんは!0510です。
本日はリスク管理の基本について書きたいと思います。
リスク管理とは簡単に言えば、口座資金を大きく減少させる事を防ぐという事です。
FXはレバレッジが効いているので、たった1回のトレードで退場になるという事もあるのです。
そういった危険を可能な限り排除するという意味です。
それでは順番に解説していきましょう!
もくじ
1.口座レベルのリスク管理
まず、あなたが持っている資産を全てFXで運用する事は絶対にやめてください。
例えば、あなたの貯金が仮に100万円あるとしたら、多くても30%程度を上限とすべきです。
運用資金が大きければ大きいほど利益が大きくなります。
しかし、損失も大きくなるという事を忘れてはいけません。
最悪の事態を常に想定しておく必要があるのです。
100万円という資産の中から30%、つまり30万円の資金をFXで運用して全て失ったとしても、生活が出来なくなる事は回避出来るでしょう。
FXは常に口座資金を全て失う可能性があるという事を認識しておきましょう。
FX口座には全て失ってもいい金額しか入金してはいけない!
2.トレードレベルのリスク管理
トレーダーは相場をコントロールする事は出来ません。
しかし、トレードで唯一トレーダーがコントロール可能なものがあります。
それが損失です。
ただし、これはデイトレなど短期トレードに限定した話です。
金曜日にポジションを持ち越して、週明けに大きく相場が動いたりすると予期せぬ巨大な損失を被る事があるのは言うまでもありません。
相場が開いている時間帯でポジションをコントロールする場合、ロスカットする事で損失は、ある程度コントロール出来るのです。
1回のトレードで最大どのくらい損失が出るのか?
これを予め計算してポジションを取るのです。
1%ルールなどは有名ですが、口座資金をコントロールする事で私は3%くらいまではリスクを取ってもいいと考えています。
例えば、口座資金が30万円のトレーダーなら1回あたりの最大損失を9,000円くらいまでに抑える事が出来れば過度にリスクを取っているとは言えないと考えます。
もちろん、1%に抑えて1回あたりの最大損失額を3,000円程度に抑えてもいいでしょう。
1トレードの最大損失を予め1%~3%程度に限定して計算しておく!
3.デイリーレベルのリスク管理
3に関しては1や2の段階から1歩突っ込んだ考え方になります。
仮に1回のトレードに関する最大損失をルールとして設けたとしても、調子が悪いのに何度も何度も仕掛けるのは資金を減らす原因となるのです。
私が運用会社のトレーダーをしていた頃は、トレーディングマネージャーが常にトレードのパフォーマンスを監視してくれています。
そして、1日あたりの最大損失額が決められているのです。
最大損失額をオーバーするのは論外ですが、1日あたりの最大損失を意識する事で無駄なトレードを回避するという効果があります。
私もプロトレーダーというのは、常に規律ある行動しか取らない人種だと思っていましたが現実には違いました。
人間は弱いのです。
負けこむと「何としても取り返したい!」
こんな衝動にかられて無駄なトレードをしてしまうものなのです。
これが何十年とトレードをしているベテラントレーダーでもです。
言うまでもなく、こんな心理状態では勝てるトレーダーでも勝てなくなります。
そこで、運用会社では必ず1日あたりの最大損失を決めているのです。
例えば、口座資金が30万円のトレーダーであるならば、最大でも8%程度が限界でしょう。
そこまで負けこむという事は何か原因があります。
そんな時はトレードストップして明日以降に備えましょう。
私の場合、負けまくっていた時期はデイリーベースの損失額など無視して取り返す事ばかり考えていました。
結果、取り戻せる事なんて数えられるくらいしかありません。
ほとんどの場合、さらに損失額を拡大させます。
今は負けを即取り返そうとする事はありません。
自分のルールで、その相場から離れるようにしています。
取り返すまでには時間を必要としますが、長期的に見ると口座資金を増やす事が確認できています。
1日に最大でいくら損したらトレードを止めるか事前に決めておこう!
まとめ
今回はリスク管理の基礎について記事を書いてみました。
リスク管理の基本的な考え方は、それほど難しくないという事がご理解頂けたのではないでしょうか?
この3つを、あなたのトレードプランに組み込む事で大きく損失を被り一発退場する確率を低下させる事が出来るはずです。
トレードは大きく儲ける事に意識が行ってしまいがちですが、大きく負けない事にフォーカスすると、あなたのトレードは確実に変化します。
トレードをビジネスとして考えてコツコツと儲けていけるように変えていきましょう!
あなたにも必ず出来るはずです!
では、また~