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スプレッドが完全固定のFX業者はどこだ?

更新日:

 

おはようございます!0510です。

 

国内のFX業者は、ほとんどが取引手数料無料になってきています。

 

ただ、スプレッドがなくなることはマーケットの構造上ありえません。

 

マーケットでは買い手と売り手の意見が一致した瞬間にしか取引は成立しないからです。

 

買い手と売り手の指値の間には空間ができます。

 

その空間がスプレッドというわけです。

 

スプレッドは取引に必要なコストとして認識しておきましょう。

 

このスプレッドが意外と厄介で時間帯や流動性が低下した時に大きく広がることがあります。

 

そのタイミングでストップオーダーにヒットしたが、その直後に順行し始める・・・

 

こんな悔しい思いをしたことは1度や2度ではないはずです。

 

もしスプレッドが完全固定されているFX業者があったらなぁ・・・

 

あなたも、こんなことを考えたことはありませんか?

 

今日はスプレッドについて考えてみましょう。

 

この記事はこんなあなたにおすすめ!

  • スプレッド完全固定のFX業者で取引したい!
  • スプレッドがなんであるのか意味がわからない。

 

もくじ



 

スプレッド完全固定のFX業者はあるのか?

 

スプレッド完全固定のFX業者があれば、その口座をメインでトレードしたいですよね?

 

さて、スプレッド完全固定のFX業者は例えばどこでしょうか?

 

答えは・・・

 

そんなFX業者はありません。

 

なんだそりゃ・・・ないのかよ・・・

 

 

すいません。

 

ガッカリしましたか?

 

確かに「スプレッド完全固定」という文言を使っている広告を目にしたりしますよね?

 

でも、スプレッドが一定の幅で、それ以上絶対に広がることがないことを保証しているわけではありません。

 

スプレッド完全固定というのは、スプレッドの仕組み自体を理解していない人が期待する幻想です。

 

では、スプレッドとはどのような仕組みになっているのか?考えてみましょう。

 

完全固定にならないスプレッドの仕組み

 

スプレッド(Spread)とは英語で広がりを意味しています。

 

FX業者が買ってもいいよ!と言っている値段と売ってもいいよ!と言っている値段の差です。

 

マーケットで注文が成立するということは、買い手と売り手の意見が一致したという意味です。

 

その瞬間に注文がドンドン成立していくので、買い手と売り手の意見がまだ一致していない指値注文だけが成立しないまま残るわけです。

 

この残った買い手の指値注文と売り手の指値注文に差が生まれます。

 

その空白地帯がスプレッドの正体なんですね。

 

株などの取引所を経由したトレーダー同士の直接取引の場合ですと、成行で飛んできた注文が指値にヒットする場合があります。

 

こういったタイミングではポジションを持った瞬間に指値が入ってくると、含み益が発生するケースも珍しくありません。

 

しかし、FXはカウンターパーティー(FX業者)との相対取引なので常に決まった相手と取引することになるわけです。(カウンターパーティーについては後述)

 

カウンターパーティーの提示するレートはマーケットに出ている指値の差ではありません。

 

単純にカウンターパーティーが独断と偏見で売ってもいいよ~買ってもいいよ~って提示しているレートの差です。

 

 

つまり、FXはポジションを取った瞬間にスプレッド分の含み損発生が決まっているということですね。

 

ただし、カウンターパーティーの独断と偏見と言っても参考にしているレートがあります。

 

スプレッドの参考値はカウンターパーティーが注文を出す先の金融機関などが提示しているレートなんです。

 

その金融機関の参考にしているレートがさらにその先にいるカウンターパーティーだったりします。

 

こういった仕組みがあるので、FXはインターバンク市場に近いレートで取引されることになります。

 

取引所取引と相対取引ではスプレッドの仕組みが若干異なるというわけです。

 

もしも、こういったマーケットの仕組みを無視してFX業者がスプレッドを固定にしたら、どんなことが予想できますか?

 

そうですね。

 

FX業者のカウンターパーティーが提示するレートが凄まじくスプレッド広かったら、注文を出せなくなってしまいます。

 

このようなリスクが常にマーケットにはつきまとうので、スプレッドを固定になどできないという理由がわかりますね。

 

 

FXで重要な役割を担うカウンターパーティーについて



 

 

FXというのは、ある通貨と別の通貨を交換する取引です。

 

例えばUSD/JPYの買いという取引は円を売って、ドルを買うという取引ですね。

 

私が取引口座を通じてUSD/JPYの買い注文を出して約定したとします。

 

この時にFX業者は私にUSD/JPYを売ったということになります。

 

つまり、私とFX業者はまるっきり逆のポジションを持っているわけなので利益相反関係にあると言えます。

 

これが相対取引(OTC)と呼ばれている取引です。

 

また、常に取引レートを提示して注文を受ける準備をしてくれている相手のことをカウンターパーティと呼びます。

 

私にとってのカウンターパーティーはFX業者ということです。

 

カウンターパーティーにもカウンターパーティーがいる

 

為替レートが現在よりも上に行くのか?下に行くのか?

 

こんなことは誰にもわかりません。

 

FX業者も顧客から受けている注文によってポジションを持っている場合があります。

 

もしも、これらのポジションに含み損が発生した場合、損切りをせざるを得ません。

 

個人トレーダーの損切り注文はスグにカウンターパーティーであるFX業者が受けてくれます。

 

しかし、FX業者は含み損が発生したポジションはどのように処理すればいいのでしょうか?

 

個人トレーダーに突き返そうにも取引相手がいません。

 

そうなっては困るので実はFX業者にもカウンターパーティーが存在するんです。

 

口座開設する時に提示されている取引約款にカウンターパーティーが、どこの金融機関であるのか記載されているはずです。

 

日本のFX業者のカウンターパーティーの場合、海外の大手金融機関が多いです。

 

 

つまり、FXでは常にポジションが移動できる準備が整っていて、ポジションが人から人へ動き回っているわけです。

 

まとめ

 

スプレッドは狭い幅で固定してくれていた方が我々トレーダーにとっては都合がいいです。

 

しかし、FXはOTC(相対取引)であるという性質上、スプレッド固定はありえません。

 

必ず取引約款などに例外に関する記載があるはずです。

 

スプレッドはトレードの手数料として割り切り、常に拡大するリスクがあるという事を頭に入れつつトレードする事が大事だと私は考えております。

 

では、今日はこのへんで!

 



 

 

 

 

 

  • この記事を書いた人

0510@FX

現在、会社員の副業としてFXでデイトレやっています。お金持ちに憧れて運用の勉強を開始→株で破産→先物で破産→念願であった外資系運用会社のトレーダーに内定もらったのに、あっさりとクビ→今までの経験を全てリセット!ゼロから独学で再スタートしたら月100万円達成!FXに関する事や私のトレード収支、デイトレなどを中心にブログで配信中です!

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