おはようございます!
BTC(ビットコイン)の高値更新が話題になりました。
このまま数年後はBTCの価格って、どうなっているんでしょうね?
個人的には1BTCが数千万円になるなんて話もありますが、全く信用していません。
それどころか、いつか価値はゼロになるだろうな~・・・って思っているんですが。
まぁ、投資価値があると思う人は自己責任で投資していくべきです。
短期のトレードだったら、まだまだ捕れるチャンスは無数にあるでしょう。
さて、これはポンド円のチャートです。
上昇の起点となった150.78付近から見ると、10月15日につけた高値157.40付近まで約660pips位の上昇となっています。
本日は、こんな値動きは過去に何度もあって、今後も何度も何度も繰り返されるというお話。
相場の急変動は今後何度も発生する
相場は基本的に7割~8割程度はレンジ相場、つまり動かない相場だと言われています。
しかし、逆説的に2割~3割程度はトレンド相場になるわけです。
つまり、今後も何度もトレンドが発生して相場が大きく動くんです。
短期的に見れば、数日間で500pips以上のトレンドは奇跡のようにイメージする人もいるかも知れません。
でも、これは全然珍しい話ではないのです。
ポンド円の例で言えば2020年末から2021年3月中旬位までにかけて、日足レベルで見ると、ほぼ押す事なく1,550pipsクラスの値動きが発生しています。
150pipsじゃないですよw
あなたも実際にMT4などで過去の値動きを確認してみてください。
数日間で600~700pipsの動きは普通なんだと、ご理解頂けるでしょう。
もし、こういったトレンド相場で逆張ってナンピンし続けたら、ほとんどのトレーダーは退場する事になります。
15円も動く事を想定してナンピンしていくトレーダーは、まずいないでしょうからね。
トレード戦略について考える
例えば、FXでトレードする戦略として、基本的には大きく動く事が少ないので値段が飛んできたら逆張りしていくという方法を考えてみます。
あなたも、このナンピン手法を試した事があるでしょう。
実際に、この手法は勝てます。
ただし、あくまでトレンドが出ていなかった場合に限り
っという話なんですね。
相場が一直線に突き進むようなトレンドは相場全体の値動きの中では、2割~3割程度って話を先程しましたね。
ランダムに、この手法を適用すると、超運の悪い人以外は動かない相場に直面するという事です。
そこで逆張りしてナンピンしていけば、ほとんどの場合利益になると考えられます。
しかし、この手法を継続すると、数少ないトレンド相場にいつか必ず直面する瞬間が来ます。
そこでも、勝ちまくっている手法だから!っと、このナンピン手法を適用する事になります。
そこで10円~20円動かれたらどうなるでしょうか?
いままで稼いだお金を、そのたった1回のトレードで全て失う事になるのです。
ナンピン手法が悪いわけじゃない
上記のような話をすると・・・
ナンピン手法は破産するのでやめた方がいい!!
こんな事を言う人がいます。
本当にそうでしょうか?
私は、そうは思いません。
ナンピン手法はあくまで分割でエントリーしていくという建玉法の1つです。
つまり、それが利益に直結しているわけではないのです。
ナンピンした結果、そのトレードが失敗したと判断できるポイントで、しっかりとロスカットできていれば何も問題ないのです。
ナンピン手法は逆張りだけでなく、順張りでも応用可能です。
1回目のエントリーで必ずしも良いレートが取れるわけではありません。
何回かに分けてポジションを組んでいけば、私のように仕掛けが下手っぴなトレーダーでも、ポジションを組みやすくなります。
私がもっとも問題だと考えているのは、計画や予想と異なる動きを相場がした時に、撤退する準備が出来ているのか?という事なのです。
ナンピンなんかせずとも、強いトレンドが発生した時に逆張って、どこまでも反転するまで耐える。
こんなトレードをしたら、ポジションが1ロットでも大ダメージを受けるという事です。
まとめ
相場はレンジとトレンドの繰り返しです。
今後も全然動かない時間が続き、その後、どこかのタイミングでトレンドが発生して、再び大きく動きます。
これが相場の全てです。
相場で利益を出す方法は2つしかありません。
・レンジ相場で逆張り
・トレンド相場で順張り
でも、相場の未来は誰にもわかりません。
当然、何度も失敗するに決まっています。
そこで、予め失敗した時に、どのようにダメージを最小限に抑えるか?
こういった方法が事前に準備されていれば良いだけなのです。
今回はトレンド相場にナンピン手法で向かえば一撃退場もあり得るという話をしました。
しかし、その本質的な問題はナンピン手法を使う事に問題があるわけではありません。
トレンド相場にナンピンで向かい、さらに失敗を認めず限界まで耐えれば、一撃退場も十分あり得るという事をお伝えしたかったのです。
ポンド円に限った話ではなく、あなたは今後も何度も何度もトレンドが発生して大きな値動きが発生する機会に出くわすでしょう。
大きく動いた事で多くの人が損をするのですが、それは大きく動いた事が本質的な原因ではありません。
大きく動く可能性があるのに、損切りをしない人が常に相場には一定の数いるという人間の心理を具現化したにすぎないのです。
では、また~