おはようございます!0510です。
この記事では、ブレイクアウトの手法について解説します。
ブレイクアウト系の手法は相場の原理原則に則ったトレードとして古い歴史があります。
ブレイクアウトは相場に存在する優位性として広く知られており、多くのトレーダーが活用しています。
もしも、あなたがブレイクアウト系の手法に興味がある場合、ヒントになればと思います。
ブレイクアウトの仕組み
まず、ブレイクアウトの仕組みについて考えてみましょう。
なぜ、ブレイクアウトが発生するのか?
相場では、常になぜ?という思考が大切になってきます。
相場では、次のような循環が永久に繰り返されています。
最もトレードの量が多いドル円を例に見てみましょう。
①トレンド
②レンジ
③ブレイクアウト
今回は、③のブレイクアウトについての解説です。
実際に検証してみるとわかることなのですが、ブレイクアウトはレンジの後に発生する可能性が圧倒的に高いです。
ブレイクアウトがきっかけとなり、トレンド形成する場合が多いわけです。
基本的な考え方としては、トレンドが発生すると、ある水準で停滞してレンジを形成します。
レンジを形成すると、その水準で上がるだろう!下がるだろう!といった思惑からポジションが溜まっていくわけです。
そして、やがて相場が動き出します。
上だろうが、下だろうがレンジ内で溜め込んだポジションが半分は含み損を抱えることになります。
すると、ロスカットが発生します。
そのロスカットのエネルギーが相場を動かす起爆剤となるわけで、そういったところを大口のトレーダーは積極的に仕掛けてきます。
相場が常に一定の水準で取引されることは、ありえないことで必ずこの流れは永久に続きます。
これがブレイクアウトが発生する仕組みです。
ココがポイント
ブレイクアウトはレンジ内で溜まったポジションをロスカットするエネルギーが起爆剤となる。
ブレイクアウト系手法の具体例
では、実際にブレイクアウトの優位性を利用したトレードは、どのようにすればいいのでしょうか?
以下に具体例を出して解説していきます。
A.レンジの期間を確認する
ブレイクアウトはレンジの期間を経て発生します。
つまり、準備段階ではレンジを探すことが重要となります。
Aの期間では、方向感がないように見えますね。
上昇が継続するのか?
ここが天井で転換するのか?
こんな思惑から買いと売りが交錯するためにレンジになるのです。
B.ブレイクアウト発生
では、この部分を更に短期足で拡大してみましょう。
ブレイクアウトが確認できた後に「E」付近でレートが停滞しています。
この小さいレンジ帯のどこかで仕掛けたいところ。
ストップオーダーを私なら「SL」付近に仕掛けておきます。
ブレイクアウトは短期的にはロスカットを巻き込んで、どちらかに勢いよく動くという性質を利用しています。
利食いの決め方は様々です。
・直近高値安値
・勢いがなくなったら脱出
・レンジ幅からターゲットを計測
他にも利食い方法はトレーダーの考え方、性格などによって決めればいいと思います。
ただし、利食いを目いっぱい伸ばすという考え方は違います。
それはトレンドフォロー系の手法になるので、混同しないように整理しておきましょう。
ブレイクアウトのまとめ
今回は古典的でありながら、現在でも通用する概念であるブレイクアウトの手法の一例を紹介させていただきました。
相場は常にトレンド→レンジ→ブレイクアウト→トレンド・・・
この流れの繰り返してです。
もちろん、例外もありますし、それぞれの事象規模も様々ですが基本をしっかりと理解しておくことで応用が可能です。
今回は、あくまでブレイクアウトの概念的な部分を紹介させていただきました。
実戦では単純なブレイクアウトは少なく、騙しパターンやセットアップ(長期時間軸の流れ)などを組み合わせて考える必要があります。
しかし、これらは基礎がしっかりと固まった上での発展した考え方になるということを忘れないでください。
基礎、基本があってこその応用ですね。
それでは、本日はこのへんで失礼いたします。
ありがとうございました。