おはようございます。0510です。
本日はトレーダーの中では良書中の良書と言われているオリバー・ベレス氏の著書「デイトレード」について書いてみたいと思います。
優良なトレード書籍として多くのトレーダーが紹介しているので、あなたも名前くらいは聞いた事があるでしょう。
もしかしたら既に持っているかも知れませんね。
私は、この本を2冊買いました。
最初に買った1冊目が、あまりにボロボロになってしまったので、2冊目を買ったんですね。
今は電子書籍があるから関係ないかも知れませんが、私の頃はペーパーベースの書籍しかありませんでした。
電子書籍であれば、何度読んでもボロボロになる事もありませんし、マーカーもやりたい放題ですから私も最近は電子書籍の割合が増えました。
さて、この「デイトレード」ですが、なぜ、多くのトレーダーが優良であると評価しているのか?
私が感じたのは、トレードの本質を細分化して言語化しているというところが素晴らしいと感じています。
1度読んだくらいでは全ての内容を理解できません。
少なくとも私には理解できませんでした。
その後、トレードを実践してみて、しばらくした時に読み直してみると・・・
あ!これって、こうゆう意味なのか!
みたいな腑に落ちる事の繰り返しがある書籍なんですね。
この書籍にはテクニカル分析やトレード手法については記述がありません。
実は「デイトレード」は原書である「Tools and Tactics for the Master Day Trader」の前半部分を和訳したものです。
「Tools and Tactics for the Master Day Trader」には後半部にテクニカルインディケーターを利用した手法の記述があります。
原書を1冊の書籍に、まとめるべきだという意見もあったようですが、私は前半部分の方が重要度が高く、この状態が完成品だと思っています。
ちなみに後半部部分のプリスティーン流の手法が知りたい方には「罫線売買航海術 スキャルピングからポジショントレードまでの攻略テクニック」という後半部分の和訳本が出版されています。
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「デイトレード」 オリバーベレス著 #1
著書「デイトレード」からの引用
信じられないかもしれないが、マーケットで何をすべきかを正確に学び、マネーを儲けるためのトレーディング手法を身につけること自体はそれほど難しいことではない。
難しいのは、それらに習って訓練し、実践することなのである。
出典:デイトレード オリバー ベレス (著) 第2章 優れたトレーダーへの精神修行 – 考え方ではなく、取引の仕方を教えてくれ!より
この書籍が出版されたのは2002年、実に20年以上前の事です。
こんな昔から、これほど示唆に富んだ内容が、この書籍に記述されている事に驚きます。
トレード手法など利益が出るトレードの仕組みというものは、案外簡単でシンプルなものなのです。
それを他の人から教えてもらったり、自ら学習して習得したりする事においては特別優秀である必要はありません。
ネットやSNSで無料の情報を拾い集めるだけでも十分でしょう。
しかし、この書籍ではトレードの本当に難しい部分に触れているところが素晴らしい。
仮に儲かる手法やテクニックを学んで知っていたとしても、そのトレーダーが稼ぎ続けられるかどうかは別の話だと断言しているのです。
相場の世界では9割のトレーダーが負け続け、1割のトレーダーが利益を出し続ける構造になっています。
これは昔から全然変わっていないのです。
今後も変わる事はないでしょう。
もしも、あなたが現在トレードで全く勝てずに悩んでいるのであれば、この「デイトレード」は必ず役に立つでしょう。
この書籍にはトレーダーとして勝ち続けるために多くのヒントが記述されているからです。
書籍はトレードを学ぶ教材としては断トツでコスパが良いです。
ブックオフなどで中古を買えば、さらに安く購入できますよ。
Amazonマーケットプレイスでも中古販売をやっています。
この「デイトレード」という書籍は勝てる手法が書いてあるわけではありません。
しかし、著者であるオリバー・ベレス氏は勝てる手法を知る事が成功への条件だとは考えていないと断言しているのです。
これには私も強く同意します。
正直、勝てる手法なんてのはいっぱいあります。
でも、勝てる手法を徹底して継続する事が難しいのです。
だからこそ、多くの人が負け続ける構図が変化する事はありません。
ほとんどの人は、この構図にすら気がついていないため対処のしようがないのです。
トレードは、こういった目に見えない部分がすごく大切だったりするものです。
それでは、今日はこのへんで。
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